AGECブログ
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
昨年も引き続き、建設業は需要と供給のバランスが崩れており、建設価格高騰は継続されたままでした。一方、建設作業に関する労働者の給与は建設価格上昇とはかけ離れた低水準での給与基準のままです。この乖離が解消されなければ、本当の建設業好景気とは言えないのではないでしょうか。現場で働く人達への適正な給与及び人集めこそ、今年の課題になりそうな気がします。
一方建設投資についてはどうでしょう。建設価格が高騰しすぎ、プロジェクトを延期または中止といった問題もちらほら出てきています。特に病院や福祉施設などは、物価上昇という理由で値段を上げることが難しく、投資を断念する団体も増加しています。この建設価格の高騰はいつ止まるのかは、今の情勢を見ると予想のではありますが、当分下がることはないと思われます。
新年早々、あまり良くない情報ですが、この状況でどのように乗り越えていくかいくつか手法があると思います。
まずは、今までの常識の見直し、建設会社からの見積もりや提案書の真意、必要最小限の仕様とボリューム、等を見直すことでコストダウン及び時間短縮が図れます。
しかし、これらを実行するには建築に疎い方だと、決断が非常に難しい時代になりました。ですので、これからの建築プロジェクトは代理人無しで進めるリスクが大きくなっています。
今年は大阪で大阪関西万博が開催され、関西地方は熱気に溢れると予想されます。
その他の地域もたくさんの建築プロジェクトが進むと予想され、建設業界はまだまだ好景気で一年を過ごすことになりそうです。
しかし、プロジェクトの初期段階を計画する我々は、前出の通り進めるか延期するか、または中止するかを決定する相談が増加しそうです。
2025年という年に皆様の不安の無いカスタマイズしたアドバイザーとしてお役に立てる、存在になりますので、今年もよろしくお願いいたします。
AGEC株式会社
代表取締役 作本義就