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倉庫内で発生しやすい事故と安全対策をご紹介!

  • 2024.6.28

 

■倉庫内で発生しやすい事故とは?
たくさんの人が働き、機械や設備、重機が動いている倉庫では、常に事故のリスクがあります。
倉庫では特にこんな事故が起こりやすいです。

 

・転倒事故
・転落事故
・フォークリフトや機械の事故

大きな荷物の運搬中は足元が見えにくいので、つまずいたり、滑ったりして転ぶリスクがあります。
また高所から物が落ちてきて作業員にあたるという、物品の転落事故も危険です。
そのほか、フォークリフトのバランスを崩して転倒、フォークリフト同士の衝突、従業員との接触など、こちらも大事故につながってしまう恐れがあります。

 

■倉庫で事故を防ぐための安全対策をご紹介!
事故を防ぎ従業員の安全を守るために、有効とされている安全対策を確認しておきましょう。

 

①整理整頓
商品や道具の置き場所を決め、整理整頓に努めましょう。
整理整頓のルールを決めて社内で共有し、徹底することが大切です。
定期的に、ルールが守られているか、整理整頓は行き届いているかをチェックし、ルールの見直しなども行いましょう。

 

②動線の整理
フォークリフトなどの重機が通る動線と、従業員が通る動線は分けるのがベターです。
動線を整理し、通路を分けると接触事故のリスクを減らせます。
通路の整理整頓を行うことで、重機の操作や運搬もしやすくなるでしょう。

 

③相互の声かけ
作業や移動のタイミングでは、従業員同士が声を掛け合ってお互いの位置や意図を確認し合いましょう。
声かけに対する返事やハンドサインなど、その返答を確認してから作業に進むというルールを作ると更に効果的です。
従業員同士のコミュニケーションを増やし、そのほかの意思疎通も円滑に進められることも期待できます。

 

④棚・機械の固定
棚や機械が倒れたり移動したりしないように固定をしておきましょう。
地震の際に棚の収納物の落下を防いだり、棚が倒れてきて下敷きになったりすることを防ぎます。
地震対策も倉庫の安全対策の一つです!

 

⑤作業ルールの順守
安全のための作業ルール作りと作業ルールを守ることを徹底しましょう。
全従業員が正しく確実に理解できるように、実践やトレーニングなどを行い、確実にできるようにすることが大切です。
そのほか、倉庫内をチェックして危険な場所を教えてくれる危険発見アプリの導入や、プロの倉庫管理サービスを利用するという方法もあります。

 

■倉庫の安全対策で知っておきたい法則もチェック!
「ヒヤリハット」と「ハインリッヒの法則」という、安全対策を考える上で欠かせない言葉を知っていますか?

 

「ヒヤリハット」とは、事故にはならなかったけれども、一歩間違えれば事故が起こっていたような状態です。
「ハインリッヒの法則」とは、1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットがあると言われるものです。
つまり、「少し危なかったけど、事故が起こらなくて良かった」ということがある場合、それは安全なのではなく、次は重大な事故が起こるかもしれないということです。
ヒヤリハットの状況を把握し、軽視せずに適切な安全対策を行いましょう!

 

 

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