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倉庫建設の流れと期間|設計から竣工まで
倉庫の新築を検討されている企業様の多くが最初に抱える疑問は、
「一体どのくらいの時間がかかるのか?」「どんなステップで進むのか?」という点ではないでしょうか。
この記事では、倉庫建設の一連の流れと、おおよその期間の目安を、コンストラクションマネジメント(CM)の視点からわかりやすく解説します。
1. 計画・検討フェーズ(約1〜3ヶ月)
最初に行うのは「どんな倉庫を、どこに、どんな用途で建てるか」を明確にするフェーズです。
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敷地の選定・現地調査(地盤・インフラ等)
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用途地域や法規制の確認
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必要な床面積や高さ、設備の整理
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予算や希望スケジュールの検討
🔍 ポイント: この段階でCM(建設マネジメント)を導入することで、計画の段階から無駄のない仕様と工程管理が可能になります。
2. 基本設計・実施設計(約2〜3ヶ月)
設計事務所や建築士と協力して、倉庫の外観・構造・内部レイアウトなどを具体化していきます。
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基本設計(ゾーニング、動線、寸法決定)
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実施設計(構造図・電気・設備等の詳細図面)
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見積依頼・概算費用の把握
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必要な許認可の準備(建築確認申請など)
📌 CMを活用すると: 各業者への相見積りや仕様調整も同時並行で進められ、設計とコストのバランスを保つことができます。
3. 着工準備・契約(約1ヶ月)
設計完了後、いよいよ施工に向けた準備へ。
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建築確認の取得
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工事請負契約の締結
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工事スケジュール・安全管理体制の確認
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近隣説明や騒音対策
4. 工事期間(約4〜8ヶ月 ※規模による)
着工後は、大きく「基礎工事 → 構造工事 → 内外装工事 → 設備工事」の流れで進行します。
工程 | 内容(例) |
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基礎工事 | 杭打ち、コンクリート基礎、地中配管 |
鉄骨工事 | 柱・梁などの建方、ボルト締結 |
屋根・外壁 | ALC・折板・断熱材の設置など |
内装・設備 | 床塗装、照明・空調、シャッター等 |
✅ CM方式なら、現場の進捗確認・品質チェック・工程調整を専任マネージャーが対応し、遅延リスクを最小限に抑えられます。
5. 竣工・引き渡し(1〜2週間)
完成後は最終検査・是正対応を経て、無事に引き渡しとなります。
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官庁検査(中間・完了検査)
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自主検査(品質・寸法チェック)
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テナントへの引き渡し、鍵・図面などの納品
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保守・維持管理体制の説明
倉庫建設の全体期間の目安
フェーズ | 期間(目安) |
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計画・設計 | 約3〜6ヶ月 |
着工準備〜施工 | 約4〜8ヶ月(規模による) |
合計 | 約6ヶ月〜1年程度 |
スムーズな倉庫建設のために
倉庫建設は、多くの工程と関係者を伴うため、事前準備とマネジメントが成功のカギになります。
特に、建築会社の選定・スケジュール調整・コスト管理を一貫して行うCM(コンストラクションマネジメント)方式を取り入れることで、安心かつ効率的な倉庫建設が実現可能です。
📌 倉庫建設のご相談や過去の実績については、AGECの専門ブランド「WareRise(ウェアライズ)」をご覧ください。
👉 https://warerise.jp