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建築確認申請と開発許可申請って?
建築計画をする際に、最初に設計者の口から出てくる建設に関する法律の言葉が出てきます。
設計者はいくつもの案件をこなしてきているので、当たり前のように発注者に説明をしますが、発注者は半分も理解できず任せっきりで進むケースもあります。
そこで、概略だけでも知っていると、なぜ時間が開発許可申請が必要になると時間がかかるのか等納得をしながら打ち合わせも進み、プロジェクトが成功へと流れていると実感できると思います。
建築確認申請と開発許可申請の違いの概略を生成AIに聞くと以下のような回答が返ってきます。
建築確認申請:建築確認申請は、建築物が建築基準法やその他の関連法令に適合しているかどうかを確認するための手続きです。建築確認申請が必要な場合は、建築主が建築主事または指定確認検査機関に対して申請を行い、建築確認済証を取得する必要があります。建築確認申請は、建築物の設計段階で行われ、建築工事を開始する前に取得することが求められます。
開発許可申請:開発許可は、都市計画法に基づいて行われる手続きで、土地の開発行為が適正に行われるかどうかを確認するためのものです。開発許可が必要な場合は、開発行為を行う者が市町村長または都道府県知事に対して申請を行い、開発許可を取得する必要があります。開発許可は、土地の利用計画や環境影響評価などを含む広範な審査が行われ、土地の開発行為を開始する前に取得することが求められます。
目的: 建築確認申請は建築物の設計が法令に適合しているかを確認するための手続きであり、開発許可は土地の開発行為が適正に行われるかを確認するための手続きです。
申請先: 建築確認申請は建築主事または指定確認検査機関に対して行われ、開発許可は市町村長または都道府県知事に対して行われます。
審査内容: 建築確認申請は建築基準法や関連法令に基づく設計の適合性を審査し、開発許可は都市計画法に基づく土地利用計画や環境影響評価などを審査します。
さすがAI、うまくまとめられています。
ここでお気づきになったでしょうか。確認申請は建築主事または指定確認検査機関に確認をしてもらい、開発許可申請は行政に許可をもらうのです。
要するに違いは、責任の所在が申請者にあるのか、許可を出す側にあるのかが大きなポイントです。
ですので、建築確認申請は、申請者に責任があるので、規模により資格者(一級建築士、二級建築士等)が申請をしなければなりません。一方開発許可申請は行政側に責任があるので、申請者の資格は不要です。
ですので、開発許可申請は行政協議が多くあり、都市計画法や条例以外に行政のローカルルールを付け加えた上での許可になるので、時間がかかるということになります。
建物は土地が必要になるので、まずはその土地が開発許可申請の要否が工期に大きく影響するので、早めにコンストラクション・マネージャーや、設計者、開発許可申請者に相談することをお勧めします。