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自動倉庫とは?メリット・デメリットをご紹介!
■自動倉庫とは?
自動倉庫とは、倉庫内での倉庫業務をシステムを使って自動化した倉庫のことです。
管理やピッキング、運搬などの今まで人が行っていた作業を、システムや機械に置き換えて自動化します。
個々の機械や部分的な機械化ではなく、倉庫全体を自動化することを指しています。
■自動倉庫の種類
「パレット型・ケース型」
パレット単位、またはケース単位で保管、運搬する自動倉庫です。
高層ラックを使って商品を縦に積み上げ、クレーンなどを使って商品を入出庫します。
縦の空間を有効活用するので、保管効率が良いのが特徴です。
「バケット型・フリーサイズ型」
商品をバケットに入れて棚に保管するバケット型は、保管商品の形状が一定でない場合に有効な自動倉庫です。
フリーサイズ型は、さらに形状や重量に縛られず、さまざまな商品を保管できる自動倉庫です。
保管商品の種類が多い倉庫に向いています。
「移動棚型」
品物を保管している棚自体が移動するタイプの自動倉庫です。
棚が移動して商品を作業者の元へ届けたり、通路を確保したりします。
保管時点では通路スペースを確保する必要がないため、保管効率が良いです。
「縦型回転式自動棚」
棚が縦型に回転して商品を作業者の元に届ける自動倉庫です。
パレット型やケース型と比較して小規模のものが多く、限られたスペースで効率良く保管できます。
一定の高さで商品の出し入れができるので、作業効率が良いです。
そのほか、食料品や薬品など冷蔵・冷凍品に対応可能な自動倉庫、重量物や長物、ロール形状に対応可能な自動倉庫など、扱う商品によってさまざまな自動倉庫があります。
■自動倉庫を導入するメリット
メリット① 「作業効率がアップする」
今まで人が行っていた作業をシステムや機械が代わりに行います!
目視で商品を数えなくてもシステムで管理、ピッキングや運搬では人の作業を最小限に抑え、作業効率が大きくアップするでしょう。人が行う作業を減らすことでヒューマンエラーによるミスの発生も防ぎます。
メリット② 「省スペース化できる」
ラックや棚の密集や縦方向を有効活用する保管が可能となり、保管効率がアップします。
スペースを最大限に活用して、限られたスペースでたくさんの商品を保管できます。
倉庫のレイアウト設計は、保管効率や作業効率を改善する要素の一つです。
メリット③ 「作業の標準化ができる」
“担当者しか商品が置いてある場所がわからない”ということを無くし、誰でも同じ作業ができるようになります。
作業を標準化することで、作業品質の均一化や人材育成コストの削減を目指せます。
■自動倉庫を導入するデメリット
デメリット① 「コストがかかる」
倉庫全体の自動化は、高額な導入コストがかかります。
どの程度の期間で初期コストを回収できるのか、試算・把握しておくことが必要でしょう。
また、管理、保守、運用にはメンテナンス費用や光熱費といったランニングコストもかかります。
デメリット② 「システムトラブルのリスク」
システム障害などのトラブルでシステムが止まると、業務も止まってしまう可能性があります。
トラブルへの備えとして、サポート体制やマニュアルを構築しておく必要があるでしょう。