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■新着■ 営業倉庫と自家用倉庫の特徴や運用のコツを紹介!
倉庫は大まかに、「営業倉庫」と「自家用倉庫」の2つに分けることができます。
営利目的で使用する「営業倉庫」は、建設や運用に際して「自家用倉庫」よりも厳しい基準を満たす必要がございます。
その為、今回のAGECメルマガでは、「営業倉庫」と「自家用倉庫」の特徴や違い、「営業倉庫」を建てた場合の運用のコツなどについて解説しますので、是非ご参考にしてください。
まず初めに「営業倉庫」とは、
第三者からの荷物を預かって物流業務を行うための倉庫であり、倉庫業や物流業の企業が営利目的で所有している倉庫のことです。保管する製品やその特徴に合わせた倉庫設備によって、主に「普通倉庫」「冷蔵倉庫」「水面倉庫」の3種類に分かれています。
一方、「自家用倉庫」は、
個人や法人が自分の所有物を保管・管理する目的で使う倉庫になります。
保管・管理するのは第三者の荷物か自分の荷物か、営利目的かそうでないかの2点が、営業倉庫と自家用倉庫の大きな違いです。
注意!営業倉庫は自家用倉庫より厳しい基準があります!
営業倉庫は業務として第三者の荷物を保管・管理するので、荷物所有者の利益を守る責任があります。
その為、自家用倉庫よりも厳しい基準が定められ、倉庫業法に従って建築・運用することが定められています。
例えば、営業倉庫では以下のような基準やルールを満たす必要があります。
・建築時に営業倉庫としての建築確認を受けている
・倉庫業法で定める一定の耐震性や耐火基準、災害防止措置などを満たしている
・施設や設備が倉庫業法で定める施設設備基準を満たしている
・倉庫管理主任者を選任している
・倉庫寄託約款を定めている
・貨物用の火災保険に加入している
ちなみに自家用倉庫の建設でも建築基準法や消防法の基準を満たす必要がありますが、営業倉庫はさらに厳しい基準が定められ、取り扱う商品によっても必要な設備が異なります。
上記のような基準をすべて満たし、国土交通省の認可を受けることで、営業倉庫として運用することができるのです。
続きましては、選ばれる営業倉庫を運用するコツについて
営業倉庫としてクライアントから選ばれるためには、以下のような部分に留意する必要があります。
①国土交通省の認可を受けていること
信頼して荷物を預けられる倉庫、預けた荷物が安全に流通される倉庫であることは大前提です。
②適切なオペレーションを行えること
営業倉庫の業務は商品の保管だけではなく、クライアントのニーズに応じて入庫・保管・ピッキング・流通加工・検品・出荷・運送といった物流業務まで担当することが多いです。
③災害時の補償や対応が整っていること
火災保険などに加入することで、万が一の災害による被害に対して補償ができます。
また、在庫の破損など金額的な損失の補填はもちろんですが、拠点の稼働や運送がストップして業務のスムーズな進行が妨げられる場合の対応についても、しっかり考えておく必要があります。
AGECでは、最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を建築可能です。
これから倉庫と工場の建築予定がある方は、是非お気軽にお問い合わせください。
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