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資材物価指数が最高値更新/24ヵ月連続のプラス

DATE: 2022.8.19

建設資材物価指数(全国平均) 2011年平均=100

出典【建設通信新聞<資材物価指数が最高値更新/24ヵ月連続のプラス/建設物価調査会>】

 

建設物価調査会(北橋建治理事長)は18日、最新の建設物価調査リポートを発表した。建設工事に使用される資材の総合的な価格動向を示す「建設資材物価指数」の7月期は、建設総合全国平均で134.1と前月比で1.4ポイント上昇した。2020年8月から24カ月連続のプラスとなり、最高値を更新した。
 国内の建設資材は、原材料価格の影響が大きい1次製品から2次製品に値上げの勢いを移しながら価格転嫁が進展している。販売側の強い危機感の高まりに加え、適切な価格転嫁を求める行政、需要家の意識変化が重なったことで交渉は一気に進み、『建設物価6月号』以降、多くの資材で最高値を更新したという。
 建設資材物価指数の動向を見ると、土木部門はコンクリート製品などの値上がりが大きく寄与し、7月期は前月より2.1ポイント上回った。資材価格の上昇機運が出始めた20年6月号(東京)時点と比較すると、鋼材、木材、石油関連製品が大幅に上伸した。アルミサッシ、ガラスといった建築関連資材、配管用炭素鋼鋼管、硬質ポリ塩化ビニル管といった設備関連資材などでも幅広く値上げが進展している。
 資材別に見ると、コンクリート型枠用合板は、現地の原木不足などによる入荷減少の影響で、依然として市中の品薄感は解消されておらず、19カ月連続で上伸して最高値を更新、なおも強含みの気配が続いている。H形鋼も6カ月連続上伸して最高値に迫る勢いで、上昇気配が継続している。ビル用アルミサッシについては、約15年ぶりに値上がりするなど、各種資材メーカーの価格改定が急速に浸透してきているという。1窓当たりの価格は、一気に4000円上昇して2万2000円となった。
 5月発表の調査リポート以降で目立ったのは、生コンとアスファルト混合物で、価格転嫁が全国各地で進み始めた。一方、異形棒鋼と電線は、鉄スクラップや銅などの原料価格が弱基調で推移。これまで値上げを受け入れてきた需要家の購入姿勢は厳しさを増しており、最高値から一転し、下落する資材も出始めている。
 建設物価主要資材40品目の気配を3カ月前と比較すると、21品目あった「強含み」はH形鋼、コンクリート型枠用合板、硬質ポリ塩化ビニル管など7品目に減少した。「横ばい」は15品目から27品目に増加しており、騰勢に一服感が出てきている。
 今後の見通しについて建設物価調査会は、異形棒鋼は先安観から流通筋の販売競争が広がり始めているほか、木材は新設住宅着工数が前年同月を下回る中で、市況に天井感が台頭してきていると分析。しかし、セメント、板ガラス、硬質ポリ塩化ビニル管などは、メーカーがさらなる値上げを表明していることから、価格上昇の到達点を探る交渉が今後も続くとみている。

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