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食品保管倉庫を建設する場合の法律や注意点をご紹介!
■食品保管倉庫とは?建設したい倉庫をイメージしよう
食品保管倉庫とは、食品の保管に特化した倉庫のことです。
食品の品質を保ち、安全に保管するためには、温度管理と衛生管理の徹底が欠かせません!
食品保管倉庫は、保管温度の区分で4つの種類に分けられます。
①常温倉庫:温度管理をしない倉庫
②低温(定温)倉庫:温度管理をして保管温度を一定に保つ倉庫で、冷蔵倉庫以外
③冷蔵倉庫:10℃以下で温度管理をする倉庫
④冷凍倉庫:冷蔵倉庫の中でも-20℃以下で温度管理をする倉庫
例えば、常温保存が可能な加工品や缶ジュース、砂糖や塩などは常温倉庫に、野菜や飲料などは低温倉庫に保管が可能です。
穀類や乳製品、生鮮魚介や精肉などは冷蔵倉庫に、冷凍食品やアイスクリームなどは冷凍倉庫に保管するのが適切でしょう。
食品の種類によって必要な保管温度が違うので、適切な温度で保管できる倉庫を選ぶ必要があります。
また、食品保管倉庫は衛生管理体制が徹底されているのも特徴の一つ。
倉庫内の清掃が徹底されているのはもちろん、多くの倉庫では異物混入を防ぐために入り口でのエアシャワーやシャッター・フィルター設置による防虫・防塵対策、手洗い・消毒ルールの徹底などがされています。
■食品保管倉庫を建設する際に知っておきたい法律
食品保管倉庫は、口に入る食べ物を保管する倉庫ですから、建設には厳しいルールが決められています。
食品保管倉庫を建設時に関係してくる法律には、主に以下のようなものがあります。
・建築基準法
・倉庫業法
・食品衛生法
・消防法
・港湾法
・都市計画法
・高圧ガス法
様々な法令で建物の大きさや構造、設備、建材、取り組みなどが定められているので、それらに適合させ、必要に応じ許可の取得や届出などを行う必要があります。
物や耐火性や強度などは、特に細かく決められているため注意が必要です。
■食品保管倉庫を建設する際に気を付けること
食品保管倉庫は衛生管理や温度管理が重要ですが、あわせて湿気対策も忘れずに行いましょう。
湿気がたまり、結露や霜が発生してしまうと、商品が濡れて腐敗や破損といった品質低下を招いてしまいます。
温度を一定に保ち、適切に空気を循環させることで、結露や霜を防ぐことはとても重要です。
また、先出し先入れしやすいレイアウトやシンプルな作業動線を意識することで、作業効率の向上も目指しましょう。
先出し先入れとは、先に入荷した商品から先に出荷するという在庫管理の方法です。
食品は賞味期限や消費期限があるので、先入れ先出しを徹底することで、商品ごとの保管期間を短くし、品質低下やロスを防ぐことができます。