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【要確認】 無柱空間とは?構造や工法などをご紹介!

  • 2023.8.10

 

無柱空間(むちゅうくうかん)とは、文字の通り内部に柱がない空間のことです。
広い体育館などをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。広い無柱空間を実現するには、構造が重要です!
そこで、今回のAGECメルマガでは、無柱空間の用途や構造について解説します。

 

無柱空間とは?
無柱空間とは、部屋の内部に柱がない空間のことを指します。
柱がないことにより視界や動線を遮るものがないので、見通しが良く、広々とした空間となります。
また、備品や設備の配置や動線の設定も自由にでき、大きな物を配置したり縦横無尽に活動したりするスペースにも適しています。

例えば、こんな施設は無柱空間が向いているでしょう。
・体育館や競技場
・集会所
・レストラン
・幼稚園や保育園の園舎
・飛行機の格納庫
・オフィス
・店舗
・倉庫

 

無柱空間は部屋の内部に柱がないので、部屋の外側に柱を立て、その上に屋根をかけて空間を支える構造形式になっています。
倉庫や体育館のような広い無柱空間を支える構造は、「大スパン構造」や「大スパン建築」といいます。
スパンとは柱と柱の距離のこと(厳密には、柱中心と柱中心の間の距離)で、大スパン建築ではスパンが数10m〜100mを超えるような空間をつくることが可能です。

 

無柱空間の構造は?その工法をご紹介!
無柱空間の構造は、軽量で強度や剛性の高い鉄骨造が一般的です。
鉄筋コンクリート造や木造では、たわみや応力の問題で大スパン建築は難しいと言われています。
ただし最近では、新しい建築技術や工法の開発によって中規模施設で木造の大スパン建築が取り入れられている事例もあり、無柱空間を実現するために各社が様々な工法や技術を開発しています。

 

なお、大スパンの無柱空間を支える屋根構造として一般的なものには、以下のような構造があります。

 

トラス構造:3本の部材を3角形になるように組み、屋根を支える
アーチ構造:部材を山なりのアーチ状にして空間をつくり、屋根を支える
吊構造:引張力のみ生じる部材で建物の重量を支える構造

 

無柱空間の構造を理解して用途に合った構造を検討しよう!


AGECでは、最適なプランをご提案することで、低コスト高品質な倉庫や工場を建築可能です。
これから倉庫と工場の建築予定がある方は、是非お気軽にご相談ください。

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