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ベトナムでの工場建設、竣工後1年検査へ行きました ! 〜施工者の技術を見極めることの重要性〜

  • 2023.8.3

 

皆様毎日暑い日が続いていますが、熱中症にならないように対策をバッチリして過ごしてください。
さて、先日ベトナムのハノイへ竣工後1年の検査へ行ってきました。

この案件は、プラントと事務所の建設で日系ゼネコンが手がけたものです。 ハノイはベトナムでも四季が緩くある場所で、冬は10度くらい、夏は日本より暑く40度を超える日も多々あり、とても快適な気候ではありません。
そんな環境内で、建設に気をつけないといけないのは、コンクリートと鉄骨の品質です。
特にコンクリートは現場での乾燥収縮やフレッシュコンクリートの品質管理ができていないことによる、ひび割れが発生することがあります。 ハノイのような過酷な気象条件だと、管理方法がとても難しくなります。 しかし、今回の1年検査ではほぼひび割れもなく、構造体に関しての不具合はない、とても良い建物でした。

これが、ローカルゼネコンだったらどうだったのか。 私の経験上ここまでの品質は望めなかったのではないかと思います。
やはり日系ゼネコンの設計施工で建ててもらい良かったと感じています。
昨今、施行中の不具合で一回解体し、建て直す案件もあります。 これは設計者の監理者が優秀であっても、不具合が見つけることができません。 施工者の目に見えない施工管理技術を見極め、建物を建てることが重要です。
ただ、見極める力は非常に難しいので、プロにお願いすることをお勧めします。

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