AGECブログ

グーグルも“1000億円投資” 「データセンター」続々建設…千葉・印西市 人気の理由

  • 2022.11.30


「グーグル」が日本に1000億円を投資し、「データセンター」と呼ばれるネットワーク設備を千葉県印西市に建設します。国内企業も印西市にデータセンターを続々と建設していて、税収のアップが驚きの住みやすさにつながっています。

■“毎年2000人”人口増加「子育てしやすい」

 60万球が照らすイルミネーションに魅せられた大勢の市民たち。

 印西市在住:「いっぱい集まって、お祭りっていうような感じで、活気が戻ってきて、うれしいです」

 人口およそ10万人が住む印西市。ここ数年、毎年2000人ずつ人口が増え続けています。

 至る所に商業施設や飲食店があり、都心から引っ越してきた多くの家族連れの姿があります。


■“データセンター”至る所に グーグルも

 印西市PVから:「印度じゃないよ、印西市。住みよさランキング7年連続 No.1」

 印西市にはNECをはじめ、大企業のデータセンターが至る所にあります。大和ハウス工業も、ここで14棟建てる計画があり、完成すれば、日本最大級の大きさになる予定です。

 それにしてもなぜ、印西市に建設するのでしょうか?

 更科執行役員:「広大な敷地がある。地盤が非常に強固な地震とかに強い。災害に強い場所である。都心との距離、これも約40キロくらい。距離も比較的近く、人も集めやすい」

 先月、アメリカのグーグルは再来年にかけて、日本に総額1000億円にも及ぶ投資を行い、印西市にデータセンターを建設することを明らかにしました。

 成田空港までのアクセスも、わずか25分。海外のビジネスマンにも、好立地だと評判です。

 2011年にデータセンターをつくったイギリスの企業は…。

 Coltデータセンターサービス・近藤孝至マネージャー:「当時は、印西という言葉・キーワードは、僕自身も知らなかったところなので。今では、『INZAI』はITの業界の中で、地名として非常に有名」

 

■税収“10年で60億円”↑ 利便性高まる

 企業からの固定資産税などで、市の税収は、この10年で60億円アップ。子育てなど、住みやすい街づくりへと使われています。

 潤沢な税収は、公園の整備にも充てられ、子どもの遊び場にも困りません。

 市内に25カ所ある子育て支援施設も、税収で建物が新しくなり、利便性がどんどん高まっています。


■“日本一高い運賃”も初値下げ 通学費も激減

 人口増加の相乗効果は、印西市などを走る北総鉄道沿線にも、大きな恩恵をもたらしています。

 日本一高いとも言われていた運賃が、先月から開業以来、初の値下げとなりました。通学定期は、平均64.7%もの大幅ダウンとなりました。

 北総鉄道・柴崎俊哉課長:「運賃値下げということについても、この地域の活性化であったり、発展のためには寄与するんではないかという判断。値下げをするという判断に至った次第でございます」

 印西市 企画政策課 担当者:「人口も増加しており、企業の立地も進んでいる。税収も増えている状況であり、今後ますます市が発展して、市民の皆さんが住みやすさを実感して頂くということを心掛けて、取り組んで参りたいと考えております」

(「グッド!モーニング」2022年11月28日放送分より)

人気の記事

設計、設計監理、施工管理、コンストラクションマネジメントの違いについて

「倉庫、工場建築のお金のこと」 建設の資金調達方法は?そのメリット・デメリットも!

本当に現在の予算では、理想的な建物が建てられるでしょうか?

ご質問やお問い合わせ等お気軽にご連絡ください。