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夏の台風と建物の関係
7月に入り、段々と夏らしい気候になってきました。
今年は、少し早い梅雨明けと共に暑い日が増え、体調管理も大変です。
日本の場合、夏といえば自然災害である台風が気になります。
建物は、台風の強烈な風に対して耐えうるものにしなければ、人命の危機にさらされる可能性があります。
一般的に、建物の脅威は地震にあると思われますが、200m超えの高層ビルは地震よりも強風の対策に支配されます。
高くなれば高くなるほど、風は色々な方向から吹き強い風が建物に影響を及ぼすので、複雑な考え方が必要になります。
地上付近の現象で、高層ビルのような強風と多方向からの風が起こるのが、台風になります。
出典 「毎日新聞」
2018年9月、大阪に上陸した台風21号は、大型船を操舵不能にし、関西空港の橋桁にぶつかる災害が起こったことは記憶に新しいかと思います。
大阪の海岸沿いでは、建物はガラスが割れ、シャッターは吹き飛び、屋根がめくれるという大被害に遭いました。
風速50mを超える風は、大阪の低層建物では想定外で対応することができませんでした。
この先、気候変動で日本は亜熱帯化になりそうなので、低い建物でも高層ビルのような対策がこれからは必要になるかもしれません。
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