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工場、倉庫の自動化、AGVとAMRの違いとは?

  • 2023.1.27

 
 
倉庫と工場を自動化する為に不可欠な AGVとAMRの特徴や違いについて解説しますので、是非ご参考にしてください。
 
まずは、AGV(無人搬送車)とAMR(自動搬送ロボット)の定義についてご紹介します。

【AGVとは】
AGV(Automatic Guided Vehicle)は、「自動的」に「ガイド」に従って走る「車」です。
施設内で資材を移動するために、事前にプログラムされたソフトウェアによって制御される無人電気自動車です。
 
【AMRとは】
AMR(Autonomous Mobile Robot)は、「自律的に」移動する「ロボット」です。
ステアリング、加速、ブレーキの制御など、自分で状況を判断して行ないます。
 
続きましては、具体的にその違いを解説していきたいと思います。

①目的:AGVはモノを運ぶ、AMRは非生産的な仕事から人を解放する。
AGVは、単純なタスクを実行するように設計されています。
AMRは、人の手から非生産的なタスクを減らすことを念頭に設計されています。
 
②インフラ:AGVは物理ガイドインフラが必要、AMRは物理インフラ不要。
AGVは、レイアウト変更時にガイドの引き直しが必要です。
AMRは、レイアウト変更時に物理インフラのメンテナンスが不要です。
 
③知性:AGVは知性を持たない、AMRはインテリジェント
AGVではインダストリー4.0のビジョン実現を促進しない
AMRは知性があり、最適な行動をする
 
④柔軟性:AGVは固定的で用途が狭い、AMRはより柔軟で用途が広い。
AGVは、仕事の目的ごとに適した種類の専用AGVが必要です。
AMRは、1つのAMRユニットを複数の用途で使用可能です。
 
⑤使いやすさ:AGVは難しい、AMRはより簡単になるよう設計されている。
AGVは導入、操作、変更が難しい
AMRは簡単に使えるように設計されている
 
⑥拡張性:AGVはスケールが大変、AMRはスケールがしやすい
AGVは、スケールする際に制約が大きい
AMRは、スケールがしやすい
 
【まとめ】
自動搬送ロボットであるAMRは次世代AGVとも呼ばれており、自律移動できることや人との協調作業ができるという点が特徴です。AGVと比べて現場への導入が容易であり、省人化による生産性向上が期待できるため、製造現場以外のさまざまな業種にも導入が進んでおります。
 
AGECでは、最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を建築可能です。
これから倉庫と工場の建築予定がある方は、自動化のご検討もいかがでしょうか?是非お気軽にお問い合わせください。

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